会員の広場

*随時、会員の皆さまからの投稿を募集しています


*2022年以前の会員の広場をご覧になりたい場合は こちら




index

2022.12.29生涯スポーツ功労章受章にあたり茨城県鹿行地区 吉川英司
2022.12.23団体戦「優勝」 驚きの日本一!茨城県南地区 松浦剛/松浦直美
2022.10.08「第38回茨城県南ダンススポーツ競技大会」へ参加して東京都連盟所属 岩瀬純夫



生涯スポーツ功労章受章にあたり

茨城県鹿行地区 吉川英司

この度、文部科学大臣賞という栄えある賞をいただき、誠に光栄に存じます。 この表彰は、私にとって身に余る栄誉でありますが、私自身はこれまで年月を重ねるのみで、そのたびごとに茨城県ダンススポーツ連盟・各地区連盟役員のみなさま特に茨城県ダンススポーツ連盟会員のみなさまからの温かいご指導をいただきつつ活動してまいった結果と思っています。改めて御礼申し上げます。 今後も生涯スポーツとして、社会交流としてのダンスやスポーツダンスをとおして、地域みなさまの「非日常を感じつつ健康な人生をおくるための体力づくり」「人と人とのつながりや出会いが人生を豊かにする」に向けて貢献していきたいと思っていますので、引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。 また、皆さんと楽しく踊れる機会を心から待ちわびています。 茨城県ダンススポーツ連盟への引き続きのご理解とご協力をお願いしまして、受賞にあたっての感謝の言葉と致します。



団体戦「優勝」 驚きの日本一!

茨城県南地区 松浦剛/松浦直美

11月13日、カルッツかわさきで開催された「第34回全国健康福祉祭」の"ダンススポーツ交流大会・団体戦"において茨城県が『優勝』しました。1チーム4組(チャチャチャ、ルンバ、ワルツ、タンゴ)で編成された都道府県等の代表49チームが1~3次予選、準決勝そして決勝戦へと勝ち進み茨城県が頂点の日本一となりました。
「ねんりんピック」の名称で親しまれ毎年開催されてきた「全国健康福祉祭」はコロナ禍で中断されていましたが、11月12日(土)~15日(火)まで神奈川県で3年ぶりに開催されました。(主催:厚生労働省、神奈川県、横浜市、川崎市、相模原市及び一般財団法人長寿社会開発センター、共催:スポーツ庁)


【総合開会式】
総合開会式 11月12日(土)午前10時30分から横浜アリーナで開催された「総合開会式」は三笠宮彬子女王陛下ご隣席のもと47都道府県と20政令指定市から参加した監督と代表選手、関係者など約1万2千人が一堂に会する圧巻の式典でした。驚かされたのは主催者(神奈川県、横浜市、川崎市、相模原市)の選手団の大きさ、なんと500名以上です。茨城県選手団が約150名ですから、その3倍以上の規模には度肝を抜かれました。
ご挨拶で一番印象深かったのは彬子女王陛下のお言葉です。祖父であられる三笠宮崇仁殿下はアイスダンスやダンススポーツへの造詣も深く、多種多様なご支援をされていたことから女王陛下ご自身の感慨深い思いを述べられたのでしょう。
主催者を含めご挨拶される方々はアリーナ中央の大型スクリーンに全員が映し出されました。その中でひと際目立ったのはスポーツ庁の室伏広司長官です。オリンピックや世界大会でお馴染みの丸太のような首と巨大な両肩の姿は、映し出されただけで拍手したくなりました。

参拝

【参拝】
総合開会式と大会練習会の間、すこし空いた時間を利用して茨城県チーム全員で川崎大師をお参りしました。願い事はもちろん明日の大会における極上のダンスパフォーマンスと「優勝して日本一になる」です。でもまさか本当に優勝、日本一とは!


【ダンススポーツ交流大会】
11月13日(日)の"ダンススポーツ交流大会"は、朝9時の開会式直後から「個人戦」のラテン(CとR)が開始され、午後一番で個人戦スタンダード(WとT)が実施されました。そのあとに"団体戦"が15時半から18時過ぎまで行われる実に長い1日でした。
大会会場の「カルッツかわさき」は比較的新しく綺麗な施設ですが、トイレが2階フロアだけに設置されていプログラムて着替えや昼食も全て2階限定です。ゆえに女子選手たちを悩ませたのは終日実施された"ヒールチェック"でした。1階のダンスフロアへ入るたびヒールカバーの有無を係員に見せて確認せねばなりません。通常のダンス競技会では朝1回のヒールチェックが済めば2度とヒールカバーの状況を調べることがありません。しかし今回のカルッツかわさきではチェック専門のスタッフ複数が1階入口に常駐していて、入場のたびに靴裏を見せねばなりません。最初は皆さん我慢していたようですが、午後遅くには沢山の選手から不平・不満の声が聞こえてきました。他方、ヒールチェック係だった若いアルバイトスタッフも大変面倒な業務だったことでしょう、思わず「ご苦労様」と言いたくなりました。

《個人戦》
ラテンのチャチャチャには156組、ルンバへは158組のエントリーがあり1~4次予選・準決勝・決勝と行われます。同様に、スタンダードのワルツ・タンゴへも各々187組が出場しました。国内のダンススポーツ大会で参加組数が600組を超えるのはコロナ禍が始まって以来きっと"初"となる最大規模でしょう。特筆すべきは全ての選手が60歳以上のシニアであること、ねんりんピックが「シニアの国体」とも呼ばれる所以です。この個人戦で初見組がCとRの両種目で優勝し、平沢組はC、R、W、Tの4種目全てにおいて決勝戦へ進出しました。

《団体戦》
団体戦 32都府県と11政令指定都市の代表49チームが参加する団体戦は、1~3次予選、準決勝、決勝が行われ茨城県ダンススポーツは決勝(ベスト8)に進出できました。主催地の川崎市代表は2チームとも決勝進出という強豪でしたが、表彰式において「第1位は茨城県!」と発表された瞬間、私たちのチーム全員が飛び上がって驚きました。喜びの日本一です!


【大会をおえて】
「久しぶり、元気だったぁ?」や「会えてうれしいねぇ!」などの言葉で始まったダンススポーツ交流大会は、全参加者がコロナ禍を乗り越えて再会できた喜びと共に旧交を温められる最高の1日となりました。


【表敬訪問】 表敬訪問
11月30日(水)14時から 茨城県庁(福祉部)を表敬訪問しました。「ねんりんピックかながわ2022」への参加と成果を、森田百合子選手団長が水泳部門の優勝者若松真知子さん(土浦市)及び茨城県ダンススポーツの9名と共に報告するものです。詳細は12月1日(木)付の茨城新聞に掲載されましたのでご覧ください。


*「ねんりんピック2022」のページも併せてご覧ください



「第38回茨城県南ダンススポーツ競技大会」へ参加して

東京都連盟所属 岩瀬純夫

2022年10月2日(日)に茨城県で開催された標記の競技大会(シニアⅡA級スタンダード)へ出場しました。その時の感想と報告です。

【会場】
茨城県の取手グリーンポーツセンター、この会場はきれいで広く、空調もあり、木製の床も弾力があり、滑らず、快適です。この会場は小さな山の上にあり、山のすそ野に広大な駐車場(東駐車場)があり、知らないとそこで車を駐車してしまいますが、そこから荷物を運ぶとちょっとした登山状態になります。
山の上の会場の入り口まで車で荷物を運んで、下ろしてからふもとの駐車場に車を置きに行くのが良いかと思いますが、実は山の上の会場の裏に比較的広い駐車場(北駐車場)があり、そこなら会場とはほぼ平面で、山を登ることなく車を置けます。
この会場には食事スペースもあり、飲み物も豊富で安く、自販機でパン類なら置いてあります。国道6号線からこの会場に向かう、会場から車で5分ほどのところにセブンイレブンがあり、たいていの昼食はここで調達可能です。
恐らく、茨城県はこの会場を積極的に利用されると思います。とてもきれいで広く、良い会場です。関東甲信越の皆様、車でお越しのせつは、山の上の会場裏側の駐車場を先ずは第一候補としてみてください。

【表彰式】
この大会はトロフィーではなく、報奨金でした。私は人生終盤ですが、人生も後半になってきますと、運よくそれをいただく嬉しさと、飾るスペースと、断捨離となってきた場合に重荷になるという声を選手の皆様から良く聞くようになってきました。
海外競技会のように、少額でも、トロフィーやメダルより、報奨金の方が頂く選手も主催者も合理的という時代に入ってきているような気がします。

【ダンス音楽】
それと、今回の大会、使用された曲のセンスが素晴らしく、審査基準の4大要素の中にあるMMを重視するなら、踊りたくなる曲を使用して欲しいものです。これは私だけでなく、複数の選手から同じような評価がありましたので、大会関係者の皆様に、良い曲使用のお礼ということで、どなたかお伝えいただければと思います。
大方の選手が良いものは良いと、悪いものは悪いと主催者に伝えていくことも競技環境の改善のために重要なことだと思います。声を上げ、臆さず情報発信することも大切です。どうぞよろしくお願いします。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

岩瀬ご夫妻 <参考追記> 岩瀬純夫さんに今回の寄稿を「是非に!」とお願いした茨城県南地区DS連盟の松浦剛と申します。岩瀬さんはJDSFのシニア選手会の会長として様々なダンス情報を提供されるだけでなく、シニア選手による海外競技会への出場(渡航手続きを含む)に係るサポート活動を実施されています。 JDSF シニア選手会 http://www.antiques.co.jp/dance/
今回の大会で3年ぶりに岩瀬ご夫妻とお会いできました。以前より更にスキルアップされたお二人のダンスを拝見し感動すら覚えた次第です。写真は10月2日の大会で「優勝」された岩瀬ご夫妻です。(撮影:松浦剛)
なおリーダー岩瀬純夫さんは来年シニアVへの出場が可能だそうです。